終活の身辺整理は早めがいいって聞いたけど、50代からは何をやればいいの?
そんな疑問にお答えします。
50代って、そろそろ自分の「終活」についても頭をよぎる年代ですよね。
わたしも親を見送り、自分も病気をした経験から、50代のうちから終活はじめるのは全然早くないと思いました。特にいらないものを捨てることは早ければ早いほどいいです。
50代からの終活でおすすめの身辺整理は、とにかく「物の処分」一択です。
理由は、とにかく物理的な物を手放してからでないと、前にすすめないからです。
だけど、
「モノが多すぎて、整理する時間がない…」
「大切な思い出の品々が手放せなくて…」
「家族が協力してくれそうにない…」
特にこんな悩みがすぐに出てきて、なかなか終活を始められないあなたは、ぜひ読んでください。
この記事では、わたしの経験をもとに、50代からの終活の身辺整理の効果的な方法と、始めることのメリットをまとめてみました。
もちろん、ひとりでやるのがしんどい時もあるかも……って不安になりますよね。
わたしも、ふつうの片付けだってよく作業の手がとまってしまいます。
そんなタイプの方は特にそうではないでしょうか。
でも大丈夫、そんなときは便利なサービスを使うのもアリですよ!
いろんな手段を使って、モチベーションを保ち続けるのが続けられるコツです。
大切な思い出を守りながら、最短で、しかも簡単に、すっきりとした暮らしを手に入れる方法を見つけましょう。
わたしも、ゆっくりとでも身辺整理を進めていくうちに、身の回りや心も軽やかになるのを実感しています。
新しいことにチャレンジもはじめています。
人生の後半を、物や心配事の整理に追われないため、終活を始めてみましょう。
終活の身辺整理、50代では心と物のバランスの見直し【ブログ記事】
だけど、終活の身辺整理って、実際にはどんなことをやればいいのでしょう?
なんとなく面倒くさそうだし、気も重そうでうんざりしますよね。
最後の断捨離ってことよね?
たしかに決断だけで時間かかりそう
わたしも最初はピンと来ませんでした。
だけど、ただモノを捨てるのとは違って、終活の身辺整理は、残りの人生をより豊かに過ごすための準備なんです。
それに、終活はなにもお金の整理や葬儀の準備など、難しそうなことばかりではありません。
最初は、自分の人生を振り返ることから。
えー?
さっさと断捨離すればいいのではないの?
残された時間を大切に使うための最初にするプロセスなので……
いきなり作業から入ると、やみくもに物を捨てて大事なものを失ったり、反対に散らかったまま放置してしまうことも。
これまでの人生を振り返ると、それだけでちょっっぴり心がスッキリします。
心と物のバランスがとれているか判断がしやすくなって、自然と次の行動の「物の身辺整理」をやってみたくなるはずです。
50代終活の「身辺整理」何からはじめる?【ブログで手順】
はじめにこれまでの人生を振り返ればいいのはわかったけど、具体的にはどうやればいいの?
終活の身辺整理について順序立てましょう
具体的にどうすればいいのかは、順序立ててみればはっきりしてきますよ。
ここでは、私なりの順序をご紹介します。
一気にやろうとせず、ゆっくりすすめていきましょう。
コーヒーでものみながら、スマホや紙でメモのご用意を。
思い出の身辺整理
まずは思い出を整理します。
過去を振り返って、今までの経験や思い出の中で、印象に残るもの、これからも大切にしたい物事を書き出してみます。
それほど難しいことは考えなくてもOK。
これまでの人生を振り返る元気がない人は、これからのことを考えればいいんです。
「これからやってみたいことはないかな?」
そんなことを書いてみてください。
旅行に行きたい、推し活を始めたい、すっきりとした暮らしをしたい……
ひとつでもそんな目標が見つかれば次に進みましょう。
エンディングノートを用意する
やってみたいことを見つけたら、次はエンディングノートの作成です。
エンディングノートとは、家族への思いや自分の最期の希望を書きとめるノートです。
例えば、
「最期は自宅で過ごしたい」
「口では言えなかったけど、家族には感謝の気持ちでいっぱいです」
そんな内容を書いておけば、万が一に自分に何かあっても、家族に気持ちが伝えられるから、心が救われますよね。
また、「書く」ことで自分でも気が付かなかった自分の気持ちに気が付けるメリットもあります。
自分でも気づけなかった自分の「やりたかったこと」を見つけられるかも!
エンディングノートといっても、おうちにある使っていないノートでじゅうぶんです。
専用のノートも市販されています。
エンディングノートには何を書く?
大きなお金や葬儀など、50代ではまだ決められそうにないお金の身辺整理は、まずは後回し。
ちなみに、お金の身辺整理とは、財産の整理と相続対策のこと。
例えば、遺言書を書いたり、銀行口座や保険の整理、生前贈与についてなど。
うわっ
それはいきなりハードルが高すぎて無理だわ。
そうそう!そこから手を付けてしまっては、途中で投げ出してしまう可能性大なんです!
というのも、お金の動きがまだまだ大きいうちは、計画が難しいからです。
基本的には専門家に相談して、家族と話し合いながら進めるのがベスト。
50代からの身辺整理では、自分になにかあったときのための書類などは、一か所に保管しておくだけで問題ありません。
重要書類の一例
健康保険証、パスポート、マイナンバーカード、年金手帳、保険証券、預金通帳、印鑑登録証など。
意外と置き場を分散している人が多いので、一か所に保管するのが大事!
わたしも突然の入院のときに、家族に置き場を確認してもらうときに叱られました。
また、医療や介護については、いざという時のために、自分の希望を明確にしておきましょう。
延命治療を望むかどうか、どんな介護を受けたいか…思いつく希望があれば、家族や医療関係者に伝えておきましょう。
わたしは入院した経験から、まだ少し先のことと見送っていた自分を反省しました。
お葬式やお墓の準備については、葬儀は必要か、必要ならどんな葬儀を望むのか、お墓はどうするかなど、折に触れて家族と話す機会があれば、口頭でも伝えておけばいいでしょう。
「家族だけで小さなお別れ会がいい」
「樹木葬に興味がある」
など、自分の想いを伝えておけば、もしものときに、家族の負担も軽くなります。
こんなふうに、かんたんな箇条書きでも、エンディングノートに思いをメモしておけば、あなたの終活の全貌がみえてきます。
焦らず、自分のペースで進めていきましょうね。
物の身辺整理で50代からのくらしを快適に【終活ブログ】
さて、心がまとまれば、いよいよ物の身辺整理の出番です!
長年ためこんだ不要なものを減らして、すっきりとした暮らしを目指しますよ~!
洋服、書類、思い出の品…必ずひとつひとつ手に取り、本当に必要かどうか考えます。
捨てるのが難しいものは、写真に撮って残すのもいいですね。
【終活ブログ】物の身辺整理をはじめる時期は50代がおすすめ
なぜ50代からが物の身辺整理を始めるのにちょうどいい時期なの?
たしかに、50代は終活の身辺整理にはまだ少し早い気もしますよね。
では理由をカンタンに説明しますね。
- まだまだ元気なので体力のいる作業も可能
- 働き方や子育てが一段落すれば、時間の都合もつきやすい
- 冷静に判断できるので、落ち着いて考えをまとめられる
- 自分の家だけでなく、親の家の整理にも対応できる
- 50代のうちに身軽になれば、新しいことにチャレンジしやすい
先送りにすればするほど、未来の自分に負担をかけてしまいます
身辺整理の最優先は「物」【50代終活ブログ】
物の身辺整理って、終活の中でもとっても大切な作業なんです。
何度も言いますが、たんなる片付けではありません。
たとえばこんな効果が…
- 物が減るという目に見える成果で、すっきりした気分になれます
- 物への執着から解放されて、心も軽くなります
- 快整理された空間で、毎日の生活がとっても快適に
- 将来の遺品整理という負担から家族を守れる
- 物の整理が、心の整理になって自分のなりたい自分が見えてくる
いつもの片付けとは違うと意識してやってみましょう!
ふだんなら見えてこない不要な物が次々見つかります
50代からの身辺整理で気を付けたいおきたい注意点【終活ブログ】
ただ、終活の身辺整理には、いくつか注意点があります。
ここでは、私が気をつけていることをお伝えします。
焦らない
一気にやろうとせず、ゆっくり進めましょう。
ふだんの整理整頓や断捨離とは違います。
メンタル的にやる気が出ないなど、作業ができないと思ったら休みましょう。
思い出は大切に
あの世まで思い出は持っていけるものではないからと、思い切って全部捨ててしまうと、のちのち大後悔してしまうこともあります!
本当に大切なものは残しましょう。
デジタルをフル活用
保管や処分に迷うような書類や写真は、スマホで撮影するものと、スキャンしてデータで保存するものを使い分けてとっておきましょう。
周りと相談
家族と話しながら進めると、トラブル回避できます。
思い出といっても、自分と家族にも温度差があるもの。
相談してみた結果、どうしても処分できなかった物も、あっさり手放せたりしますし、自分にとってはそうでもなくても、家族が大事に思っていた物を捨ててしまって、揉めるのを防げます。
柔軟に考える
計画通りにいかなくても、それはそれで良し!
50代からスタートできている自分をほめてあげて、少し身辺整理から離れてリフレッシュすれば、また戻ることができるかな、というスタンスで大丈夫。
もっとも効果的な物の身辺整理のやり方【50代終活ブログ】
終活の物の身辺整理の一番効果的なやり方があれば教えて?
いろいろやみくもに頑張って試して無駄にしたくないですよね
ここでは、私が実践している方法をお伝えします。
この方法は、誰にでもできる整理のやり方なので、ぐっと楽になりますよ。
一つの部屋から始める:小さな成功体験を積み重ねましょう
まずは一部屋、自分の寝室から始めてみましょう。
物が少ない寝室は、整理がしやすい部屋です。
早く達成感を得られるので、モチベーションが長続きします。
効果が実感できれば、他の部屋も快適にしたいな…という欲が出てきます。
使っていない古い布団や寝具は思い切って捨てれば、大きなスペースを確保できます。
3つの箱を用意:効率的に仕分ける
「捨てる」
「寄付(売る)する」
「取っておく」
の3つの箱や袋を用意しましょう。
必ずを手に取るたびに、どの箱に入れるか決めていきます。
ちなみに「迷い」箱は作らないように!
あっという間に迷い箱がいっぱいになるからです
3つの箱を用意するメリットはこちら。
- 整理の基準がはっきりして、迷う時間が減る
- 売る以外に寄付という選択肢があれば、捨てる罪悪感が軽くなる
- 整理の進み具合が目に見えて分かるので、やる気が出る
思い出の品は写真に:ひまな時間にプリントや削除
物を全部は取っておけないけど、たくさん写真に撮っておけば心が落ち着きます。
スマホで撮影し、クラウドに保存したいもの、プリントしたいものなどたまに眺めて、ゆっくり決めましょう。
本当に大事な写真はネップリなどを利用して早めにプリントしないと、膨大なカメラロールに埋もれちゃいます。
メリットは以下のような感じ!
- アルバムなどかさばる保管スペースを節約
- 必要な時にいつでも思い出を振り返られる
- 処分がしづらい物だけど、デジタルならほぼ無限に保存可能
家族と相談:コミュニケーションを深める機会に
もしもの時のための身辺整理と言えば、家族にも協力をしてもらいやすいですよね。
客観的な意見をもらえるので、捨てるかどうするか決める目安になります。
思い出話につながったりして、楽しみながら整理できれば、それもいい思い出になりますし、家族とのコミュニケーションになります。
定期的に見直す:時間がかかっても続ければ終わります
年に1回くらいのペースで、終活の身辺整理の状況を確認してみましょう。
季節の変わり目、たとえば家族に動きがある春の節目の時期に合わせるのもいいですね。
確認するメリットは?
意識して見ることで、気が付けばいらない物がまた溜まってる!という悲劇を防げます。
それに定期的な見直しがクセになれば、自然に日常にできるようになりますよ。
自分の価値観が変わっても、修正して整理ができます。
これらの方法を組み合わせて、自分の性格に合ったやり方を見つけてください。
何度も言いますが、
一度に完璧を目指さず、少しずつ進めていくことが大切です。
終活の身辺整理を通じて、これからの自分にいらない物が減れば、間違いなく心にもゆとりのスペースが生まれてきます。
わたしは「プチ終活」と呼んで楽しんで進めています。
不思議といらないものを減らすと、体重も減るんですよね。
なぜなのかはわかりませんが、身辺整理って身体を軽くする効果があるって思っています。
まとめ
50代からの終活の身辺整理は、これからの人生をより輝かせるための第一歩です。
物を減らせば、ぜったいに心にゆとりが生まれます!
独身の方や独り暮らしの方も、ぜひこの機会に身辺整理を始めてみてはいかがでしょうか。
でも、一度にたくさんのモノを処分するのは難しいですよね。
そんな時は、一時的に収納スペースを借りるのも良い方法です。
新しい形の「宅配型トランクルーム」のサービスもあるんですよ。
身辺整理を進める間の、なかなか手放せない大切な物も、安全に保管できるので、安心して整理を進められます。
身辺整理の「4つめの箱」を作りたい人は検討してみるのもおすすめです。
終活の身辺整理は、決して寂しいものではありません。
むしろ、やりたかったことをやれずに後悔しないように、これからを充実させるためのステップ。
50代からゆっくりスタートして、モヤモヤを残さない人生後半にしましょう!
わたしも終活の過程で、少しづつ物を手放せたら、推しができましたよ。
きっと、あなたも自分に合った終活の身辺整理を見つけてみてくださいね。
新しい発見や楽しみが待っていますよ。
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