こんにちは。娘とは友達親子な、宇井えまです。
高校生になると、将来について考えることも増えますよね。
学校の先生や看護師など、決まった夢がある子は、それを考慮して進学先を考えなくてはなりません。
客室乗務員もそんな目標が明確な夢のひとつ。
CA、キャビンアテンダントとも呼ばれていますね。
以前は外資系エアラインでしか見かけなかった男性のキャビンアテンダントですが、日本の航空会社でも見かけるようになりました。
キャビンアテンダントを目指す男子が主役のドラマもありましたよね。
男女の隔てなく活躍できる仕事であるのは良いことですね!
ここ数年ほど採用が見送られていましたが、ようやく復活してきました。
キャビンアテンダントになりたいという高校生の夢を応援するお母さんも多いのではないでしょうか。
娘もあこがれています
いわゆる友達親子のような私と娘、緊張感のない母なので、わりとなんでも相談してくれます。
3歳のころからキャビンアテンダントになるという夢はかわりません。
機会があれば飛行機に乗ったり航空会社のイベントに参加するようにしています。
今回もそんなイベントのひとつ。
現役のキャビンアテンダントさんに貴重なお話を聞ける機会でした。
この記事では、同じ夢を持つお子さんやお母さんにも参考になるように、キャビンアテンダントさんに、娘が聞いてみた質問についてを紹介してみます。
お話を聞いて、どうしたらなれるのかな?ということはもちろん、職業としての魅力を再確認できたので、具体的な進路選択についても考えてみました。
結論からいえば、やっぱりキャビンアテンダントになりたい!という思いは強くなりました。
キャビンアテンダントさんに女子高生がリモート質問!
キャビンアテンダントの採用が見送られていた中でも、各航空会社が独自のリモートイベントで、社会科見学などを開催してくれていました。
空港も飛行機もCAさんも大好きです。
小さい頃はキッザニアでANA、カンドゥーではJALの制服を着ました!
当然、「夢をかなえるためにどうしたらいいか」聞けることを楽しみにしていました。
進路に関する質問はこんな感じです。
- キャビンアテンダントのお仕事の裏側
- キャビンアテンダントをめざそうと思ったきっかけ
キャビンアテンダントのお仕事の裏側
他の参加者からのご質問で、ルーティーンはありますか?という質問がありました。
たしかに、不規則なお仕事だけに気になりますよね!
フライト時間から逆算して行動しています。睡眠時間はかならず6時間はとるようにしていますね。朝はコーヒーを豆からいれるので、コーヒーの香りで「今日も頑張るぞ!」と思っています。
体力勝負な面もあるので、みなさん健康にとても気をつかっていらっしゃいますね。
機内食の提供も数があるのでたいへんだと思いますが、苦労話はありますか?という質問にはこんな答えもありました。
ステーキも厚みであたため加減をかえるので、おいしく食べていただけるように気をつけたりしています。
限られた時間の中でも、機内食をおいしく食べてもらいたいという心づかいを感じます。
キャビンアテンダントをめざそうと思ったきっかけ
こどもの頃からキャビンアテンダントになることは夢でしたか?
はい!小さい頃、飛行機が怖くて泣いていたらキャビンアテンダントさんがおもちゃをくれたり優しくしてくれたのがきっかけです。
リケジョだったけど、大学生のころアルバイトで結婚式場で働いていたことで接客業に興味を持ったという方も。みなさん意外ときっかけがさまざまでした。
学生時代からキャビンアテンダントになるために取り組んでいたことはありますか?
学生時代は、いくつか違う夢もあったので特別なことはしていませんでしたが、学生時代にしかできないことを楽しんでくださいね。
リモートでしたがキャビンアテンダントさんたちは、すてきな笑顔を絶やすことなく、娘も憧れる気持ちがより強くなったようです。
高校生がキャビンアテンダントを目指すためにできることは?
インタビューに答えてくれた方々の学歴は全員4年生大学卒業。
外国語大学には、エアラインプログラムのある大学も多く、娘も進学先として考えていました。
ただ、他の可能性も考えて最後まで第一志望は総合大学でした。
2023年、娘は第一志望の大学に通っていますが、外部講師を招いてのエアライン対策講座も格安で受講できることがわかりました。ダブルスクールだと費用がかさみますが、志望する大学にエアライン対策講座を大学生協を通じて受けることができるか確認できれば安心ですね。
私大入試は合格者数が厳格になり、全落ちも普通にあります。
浪人を選択する人も減っています。
専門学校に進み、大学編入を目指す人も多いですが、キャビンアテンダントは専門学校卒業からも目指せる仕事です。
進学先のひとつとして考えるなら、少なくとも高校3年生の秋までには検討しておいたほうが良さそうです。
今回お話を伺ったキャビンアテンダントさんの言葉どおり、高校生時代にしかできないことを楽しみつつ、進学先だけはしっかり考えておくのがポイントです。
キャビンアテンダントになりたい高校生はどのくらいいるの?
キャビンアテンダントは、以前はなりたい仕事でも常に1位にランキングされるほど人気でした。
「やまとなでしこ」などのドラマでも、「スッチー」と呼ばれて大人気の時代で、就活でもアナウンサーと客室乗務員を併願する人が多くいました。
今の高校生のお母さん世代の方の学生の頃がちょうどそんな感じだったのではないでしょうか?
自分もあこがれていた仕事に子どもが就きたい!と言い出したら、手放しで応援したくなりますよね。
「今は昔ほどの人気はなさそうだし、そんなに競争率も高くないのでは?」と思うかもしれません。ところが、とある高校生の最新の就きたい職業ランキングでも4位に入るほど人気はまだまだ健在。
エアライン就職に対応したプログラムがある大学もやっぱり人気です。
小さい頃からずっとキャビンアテンダントになりたいと思っている人には見逃せない結果ですよね。
キャビンアテンダントの就職に特化したプログラムのある大学は人気で偏差値も高く、決して昔に比べて競争率が低くなったとは言えません。
人気や難易度を考えると、狭き門であることに変わりありません。
キャビンアテンダントは英語が苦手な高校生はなれない?
キャビンアテンダントに英語力はかかせないものです。
英語が得意、好きだから客室乗務員!という人も多いのではないでしょうか。
「英語だけ頑張っていればいいよね?」
と極端に考えてしまう人もいるのでは。
専門学校、短期大学、大学のどこを志望するかで英語学習への対策も変わってきます。
キャビンアテンダントに必要な英語力は各航空会社が採用の基準としているTOEIC600点、英検2級がひとつの目安にはなります。
思ったほど高い英語力が必要というわけではないと思いませんか?
英語が苦手だけれど、キャビンアテンダントになりたい人は、TOEICや英検を頑張ることから初めてはどうでしょうか。
英検を受験しておけば、試験結果を大学入試に使えることもあります。
外資系エアラインを希望か国内の航空会社を希望するのかでも求められる英語力も異なります。もちろん、基準よりも高い英語力があればさらに有利になります。
娘の友人でキャビンアテンダントを目指している子に、外資系エアラインが第一志望の子がいます。すでに高い英語力がありますが、長期留学も予定しています。採用条件に問われる英語力以上の語学力を持っている人は多いと考えて間違いなさそうですね。
高卒でもキャビンアテンダントになれる?
高卒でもキャビンアテンダントへの道があるのか知りたい人もいますよね。
高卒でも採用される
高校生がキャビンアテンダントをめざす場合に考えられる進路は、
- 専門学校
- 短期大学
- 大学
です。
高卒ではなれないの?と思うかもしれませんね。
実は、地方航空会社や外資系などで高校卒業で受けられる会社もありますが、選択肢も狭くなりますし、採用人数が少ないため競争率もあがってしまいます。
最短ルートでキャビンアテンダントになるには
では、最短ルートでキャビンアテンダントになりたいときはどの進路を選べばいいでしょうか?
年齢順から考えるなら、専門学校>短期大学>大学の順番です。
すぐにでもキャビンアテンダントになりたい人、短期大学や大学を受験できない事情があるなどの人は専門学校へ進むという選択肢を選ぶことになります。
採用試験を受けられる会社の数が多くなるのは大学>短期大学>専門学校の順番です。
専門学校へ行くメリット
専門学校では、本格的なモックアップでトレーニングができるなど実践を意識したプログラムを受けることができます。
もちろん、教師も航空業界出身の方です。
就活にむけて必要なことを効率よく学べるので、大学で一般教養を身につけたり、専門分野で深く学びたいことにはあまり興味がなく、キャビンアテンダントに特化したことを効率よく学びたいという人にはメリットが大きいです。
同じ夢を持つ仲間の中で頑張りたいと思える人にはモチベーションにもなりますね。
意識が高い仲間と頑張れるのは魅力ですね
学費の面でも専門学校は2年制なので、大学に比較すると負担が軽くなります。
経済的な理由で大学への進学が厳しい人も夢をあきらめなくてもいいのは良いことですね。
専門学校へ行くデメリット
専門学校へ行くデメリットは、在学中にキャビンアテンダントを目指す気持ちがなくなったときに方針転換が難しいことです。
大学のように就活をしていくうえでやりたいことが見つかってそれにシフトすることはできません。
絶対にキャビンアテンダントになるという強い気持ちが必要です。
ただ、そこまでの覚悟が持てるかといえば、高校生にはなかなか難しいと親も思いますよね。
そんな人には、ぜひ専門学校のオープンキャンパスへ参加することをおすすめします。
オープンキャンパスでは実際の業務を体験できたり、元キャビンアテンダントから話を聞けたりイベントを楽しみながら進路相談を受けることもできます。
大学への編入などの実績があるかどうかなど確認しておくと、安心できますね。
オープンキャンパスは高校生版のキッザニアみたいで楽しそうです
大学か専門学校のどちらがよいか
今回、お話を伺ったキャビンアテンダントさんの話を聞いた印象では、キャビンアテンダントの仕事をする上で、大学で多くの人と出会うことは財産になると娘は感じたそうです。
キャンパスライフを夢見ることでモチベーション維持できるような熱望する大学があって、進学を目指せる環境なら、大学。
それが難しいようなら専門学校。
ただ、望まない大学へ行くならば専門学校を考えるのも大事な選択肢だと思ったようです。
過程が違っても同じゴールを目指せるのはすてきなことですね
通信制の高校生は、キャビンアテンダントは目指せない?
不登校など、さまざまな事情で通信制高校へ進学したけれど、キャビンアテンダントは今から目指せるの?と心配している高校生もいると思います。
通信制の短期大学や大学に入学すれば、採用試験を受けることが可能です。
エアラインスクールなどを活用してしっかりとした対策をすれば合格は不可能ではありません。
通信制高校から大学へ進学する子もたくさんいます。
通信制高校であることが不利にはなりません。
キャビンアテンダントになるために高校生から準備できること・まとめ
キャビンアテンダントになるのは簡単ではありませんが、かならずしも学歴であきらめなくても良い仕事です。
高校生のうちからできることを頑張って、進路について調べて知っておけば、可能性が大きく広がりますよね。
多くのキャビンアテンダントさんは、高校生からの質問で進路に関する相談されたときは、まず大学へ行くことをおすすめされます。
▶第一志望に大学に最速できて夢に近づきました
キャビンアテンダントになりたくても、なれない人のほうが多いからですよね。
キャビンアテンダントになれなかったときも将来の選択肢が広がるからです。
まだ高校生、夢が変わることだってあります。
ですが、キャビンアテンダントをめざしている人はさまざまで、大学進学だけが正解かとは一概には言えません。
短大も大学も思うような結果が出なかったら……
そのときどうするかは、考えておかなくてはなりません。
短い高校生活の中で、その時点での自分に見合った進路を探さなければならないときに、大学進学だけを目標としない考え方が必要な人もいます。
受験生になるまでに、親子で話し合って、いろいろな可能性があることを想定しておきたいですね。
今回の記事が、キャビンアテンダントになりたい人や、キャビンアテンダントになりたいお子さんのいる方に参考になればうれしいです。
それでは、また!
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