良い塾と悪い塾の両方に行った娘の話【体験談】

悪い塾に入って後悔する母娘

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先日、娘が高校の時の後輩に「先輩と同じ大学に行きたいのです!塾か予備校に行っていましたか?」と質問されたそうです。

大学受験に塾や予備校は必ずしも必要ではありませんが、合格した人がどんな学習をしていたか、気になりますよね。

通っていた塾があれば知りたいのはやまやま。

でも、誰かの紹介や口コミを参考にしても、自分にあった塾でなければ、良い塾とはいえません。

常識的な「良い塾」と「悪い塾」はかんたんに見分けられます。

中学受験でも、大学受験の場合でも、同じです。

そこで本記事では、「良い塾と悪い塾を判断するためのヒント」を説明します。

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目次

良い塾と悪い塾、両方の経験でわかった塾選びの大事さ

こんにちは、宇井えまです。

学生時代は集団塾でのアルバイト経験もあります。

娘は現在、第一希望の大学で、忙しくも充実した毎日を過ごしています。

ですが、実は中学生のときには塾選びに大失敗した過去も……

悪い塾」に行ってしまったことから、すっかり「塾不信」に。

第一志望の高校へは行くことができませんでした。

ところが高校に入ってすぐ「良い塾」に入ったこと、で高校3年生の11月には第一志望の大学の合格を勝ち取りました。

▶娘がある入試方式で第一志望に合格した話

ですが、今になって思えば、悪い塾の経験がなければ、その後出会った「良い塾」を見つけることができませんでした。

※通塾は1年のみ。2年生からは塾なしの大学受験でした。

塾選びはいつから?

いつ入塾するかは悩みどころ。

娘が小学校高学年になるころ、周囲の子がぽつぽつと通塾を初め、わたしも迷いました。

けっきょく、習い事の回数を減らしたくない娘の希望で、塾へ入ったのは中2でした。

今思えば、完全に後れをとっていますよね。

宇井えま

娘よ、すまん……

そんな経験から、中学生が塾へ通うタイミングは「どのレベルの高校へ行きたいか、現在の学力がそれに見合っているか」が、見えてきたときだと思います。

旧帝大を目指せる地域トップの高校に行きたいなら、小学校低学年からでも早くはありません。

国公立に行ってくれたら、と思うママが、一番多いのではないでしょうか。

そのあたりを狙うなら、だいたい中学に入ってすぐ入塾が多いイメージです。

なぜなら、中学校に入って最初のテストで上位15%以内なら、通塾で成績の維持はじゅうぶん可能。

学年で真ん中の成績だと、国公立を狙える学校に行くのはそうとう努力が必要です。

最初の定期テストの成績を見て、すぐに塾を検討するのがカギになります。

娘の通っていた公立中学では、一年生の時の最初のテストの順位から大きく変動しないと言われていました。多少上下の変動はあるものの、確かにそうでした。下剋上はなかなか難しい……

通信教育だけでなんとかなるのでは?と考える層も一定数いますが、通っている中学校の内容に沿った学習ができなければ意味がありません。

実際に、通信教育でなんとかなっていたのは、お母さんが元・教諭だったり、地元トップ校に通う兄弟がいる子ばかりでした。

宇井えま

みんな「しまじろう」に夢中だった頃がなつかしい……

とにかく、志望校がきまったら、四の五の言わずに塾を探しましょう。

【塾選び】「大手塾・地元有名塾・個人塾」の違い

塾にも色々な種類があります。

ここでは「大手塾」「地元有名塾」「個人塾」の3種類に分けます。

※個別指導塾は除外

大手塾

河合塾など、全国的にも有名な大手塾(予備校)。

規模が大きく、高校受験だけでなく、上位国公立大や有名私大の受験を考えている場合は最適。

講師の質も安定しています。

それだけに費用はそれなりの覚悟が必要です。

地元有名塾

全国的には有名ではないものの、特定の地方では名が知られており、大手塾を人気で凌ぐところも。

地域特化ならではの実績とノウハウを生かして、おもに中学受験や高校受験での保護者からの信頼があります。

費用は大手と同じくらいか、やや低いくらいです。

個人塾

地元有名塾のターゲット層をさらに狭めて、学区、学校まで特化した塾です。

個人経営で、講師も1人の場合や夫婦経営など、小規模の塾です。

定期テスト対策なら、地元有名塾よりも副教科などの過去問などが充実しているので、内申対策に関しての対策には最適。

費用は3種類のなかでは安めです。

どの種類の塾を選ぶ?

大手塾・地元有名塾・個人塾を選ぶ基準は
  • 費用に糸目をつけず、難関国公立・私立大学受験まで通わせたい。→大手塾
  • ある程度の費用はかけて、地元2番手以上の高校に進学して、大学受験はできれば塾なしが希望→地元有名塾
  • とにかく学校の中の順位を上げて内申対策したい→個人塾

上記が目安になります。

まずは、塾の種類から選んで絞り込むのがおすすめです。

【塾選び】良い塾・悪い塾とは?

宇井えま

良い塾とは、ずばり「成績をあげてくれる塾」ですよね

その点、大手塾や地元有名塾は、当たりはずれ少ないのは確かです。

なぜなら「お客様」の成績をあげるという考えがしっかりしています。

玉石混交なのは「個人塾

人数の多い少ないもさることながら、方針もルールもまったく違います。

大手に近いところもあれば、かなり特殊なところまで、実にさまざまです。

いい意味でも悪い意味でも、お客様ではなく「生徒」と考えているところも多いので、場合によっては不快な思いをすることがあります。

ぴったりはまれば、志望校を上げてくれる「最高の塾」になる可能性があります。

塾選び、ここを見るべき!「良い塾」か「悪い塾」の基準

塾選びに役立つのはその塾の「公式サイト(ブログ)です」

大手や地元有名塾ならば、公式サイトが必ずありますよね。カリキュラムや料金、合格実績など、すみずみまで確認しましょう。

個人塾で公式サイトやブログなどがない塾は、折込チラシなどが新学期の時期などに入ってくる場合があります。

満席まで〇人、キャンセル受付、などチラシに書かれているときは、口コミで集まった枠で埋まるような、比較的人が集まる塾です。

公式のサイトやブログがある個人塾なら、「良い塾」と「悪い塾」を見分けやすくなります。

では、公式サイトやブログのどこを見ればよいでしょうか

【塾選び】良い塾・悪い塾のチェックポイント

まずは、娘が通った「良い塾」「悪い塾」それぞれの特徴をあげてみます。

娘は通ったのは高校1年からの通塾でしたが、中学生もたくさん通っていましたので、特徴は同じです。

塾の種類は「個人塾」でした。

悪い塾の特徴

悪い塾の特徴からいきますね

・講師の氏名・プロフィールの記載がサイト上にない
・入塾の基準が高すぎる
・誤解を受ける合格実績
・ブログの内容が悪い
・料金は大手よりやや安め
・最初に大量のテキスト購入
・定期テスト中も通塾必須
・派手なイベントがある

宇井えま

こんなに残念な特徴がたくさんあったのに、見逃していたとは……

「悪い塾」とは、学習面以外でのストレスが大きい塾です。

娘が通った「悪い塾」も学習面意外で、とにかくストレスを与えられました。

大量の課題と毎回のテストに基準があり、とにかくすぐに退塾をちらつかされます。

ささいなことで講師の機嫌が悪くなり、運悪くターゲットになると泣かされるくらい責められる(成績は関係なくターゲットになる)。

「●●高校(地域トップ校)に全員合格!」など記載されており、大手や有名塾に勝るような書き方であおっているものの、

フタを開けてみれば、トップ高校に合格できる成績の子を集めて残す手法で、残った3~4人の合格を「全員」としている。

というものでした。

季節講習で集めた生徒から入塾金とテキスト料金をかき集めて、すぐに退塾に追いこめば、指導も資金集めもラクですよね。

ブログも生徒の悪口と保護者からの差し入れやお土産の画像ばかり。

あげく、ブログ上で他の塾とケンカしていました。

宇井えま

信じられないかもしれませんが、こういう塾もあります。
さすがにここまでひどい塾は他にないと思いたいです……

娘は習い事が厳しい世界でしたので、強メンタルですが、

さすがに、ここはないw

と一か月ちょっとでやめてしまいました。

※2024年5月追記
こちらの塾はさすがに評判がひろがり、実績をサイトに載せられないほど低迷しています。

良い塾の特徴

良い塾」の特徴はこんな感じでした

ただ、トップ校に合格した生徒さんにとっては、「良い塾」だったのかもしれませんよね。

塾の口コミサイトで、コメントなしの最低評価がついており、進学実績も毎年下がっています。

ここと、同名の他塾が間違えられて辛辣なコメントをつけられていて、お気の毒と思いました。

ちょっとホラーですね。

・講師の氏名・学歴がホームページに記載
・入塾時の成績に基準がある
・ブログの内容が良い
・基本的に自習。質問形式
・料金が安くもなく、高くもない
・購入するテキストが少ない
・人間的に尊敬できる
・保護者へ毎月の学習レポートがある
・定期テスト中の通塾は自由

まず、先生のプロフィールがしっかり記載されている点で信用がもてました。

学歴も東京大学、ほか旧帝大と申し分なく、「どんなハイレベルにも対応」とあり、自信がうかがえました。

入学時にも一定レベルの基準がありましたが、「やる気」重視のため、満たない場合も面談での判断。

ブログは不定期更新ではあるものの、内容も塾の雰囲気と環境が良いことが伝わり、読めば学習意欲が高まるためになるものでした。

基本的に自習スタイルで、必要に応じて授業がありました。購入するテキストも最低限で、学校の参考書を使用して、確認のテストなどもオーダーメイド感覚。

そのため質問も人によってさまざまになるはずなのですが、どんな質問にもその場で答え、教えられる質の高い指導でした。

人間的にも尊敬できるような人柄で、高圧的なところがなく、安心して質問ができる環境でした。(お知り合いの方と思われるブログで、東大という学歴以上に、人間的に素晴らしい方と書かれていました)

保護者あてのレポートが毎月送付され、学習状況も丁寧に報告されていました。

定期テスト中は、通塾が自由で、質問があれば通塾し、暗記を集中的にやりたい場合などは家でもOKでした。

個人塾なら公式のココを見るのがポイント!

公式サイト(ブログ)で確認するのは

講師の氏名・プロフィール
・ブログの内容
・合格実績

この3つが最重要です!

まず、講師のプロフィール。

氏名が記載されていない場合は信用度も下がります。

最低限、正規の講師の氏名は記載されている塾がおすすめ。

勉強を教えて、結果を出すのが塾の仕事ですので、ぜひとも学歴はアピールしてほしい事項です。

学歴は必須ではありません。ドラゴン桜の桜木先生や、家族ゲームの吉本先生のようなカリスマ性があれば問題ありません。

ブログがあれば見分けるのはより簡単です。

更新頻度よりも、内容を確認しましょう。

ブログが生徒の悪口や、保護者からの差し入ればかりの内容。

これがあれば、「ヤバい塾」と判断して間違いありません。

合格実績も、合格した学校だけでなく、何名在籍してての結果なのか、報告してくれている塾なら信用が持てます。

塾選び……失敗したらどうすればいい?

しっかり選んだつもりでも、もし、塾選びに失敗してしまったら……

一刻もはやく、その塾から逃げるべきです。

支払った授業料の期間だけでも、と考えるかもしれませんが、残ることになんの意味もありません。

失敗した経験を活かして、さっさと良い塾を探すほうが有益。

娘の場合は、高校受験直前に、大手塾の対策講習のみ受けました。

「悪い塾」を経験したことで、なにもかも良く思えたそうです。

「大手すぎてどうかなと思ったけど、やっぱりはじめからこっちにするべきだった」

と言っていました。

可能であれば、検討している塾に通っている子のお母さんに話をきけるのが一番。

塾が時間通りに終わるかなどの細かい情報は、口コミでしか知ることができません。

塾選びに、見学や体験授業を活用するのは基本ですが、少しでも違和感を感じたら、直感を大事にして考え直すのがおすすめです。

ただし、どうしても通いたい塾が見つからない場合もありますよね。

そんなときには、通信教育もばかにできません。

はじめにご紹介したように、通信教育はしっかり親が管理でき、指導できることが成功条件になりますが、

ぜんぶを管理する必要はありません。

日々の予習復習に活用しながら、定期テスト対策は学校のワーク中心で、通信教育のワークには手を出さない。

とにかく、手を広げすぎると回らなくなるので、通信教育は取捨選択がカギになります。

娘は小学校まではZ会を利用していました。

当時の学校の成績は◎がほとんどでした。

今思えば、なぜやめてしまったのか……と思います。

高校生になり、「最高の塾」の通塾後は、Z会で、小論文を中心に受講しました。

Z会の高校生講座は、自分のニーズに合った教材を選ぶことができます。

専任の講師の添削はみっちり書き込みをもらい、総合型選抜の受験対策にも役立ちました。

総合型の受験対策塾は、費用も高額になりますが、通信教育はその点コスパが高い!

志望校のレベル別に講座を選べるのでラクです。

【塾選び】「良い塾・悪い塾」まとめ

今回は、娘が経験した「最高の塾」と「最悪の塾」について、リアルな体験談をご紹介しながら、塾の選び方についてを説明しました。

よかれと思った塾が大失敗だったとき親子のストレスは大きいもの。

「最高の塾」に出会ったときの感動は、そのストレスを忘れるくらいのものでした。

この記事を読んでくださった方には、せめて「悪い塾」だけは避けていただきたいです……!

失敗談がご参考になればと思います。

それでは、また!

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